申し込んだファクタリングの審査に落ちてしまった…そんなとき、正直かなり焦りますよね
資金繰りのために申し込んだファクタリングが審査落ちしてしまうと、「個人事業主だから無理なのか」「もうどこに申し込んでも同じなのか」と不安になってしまうかもしれません。
ですが、審査落ちには理由があり、その理由がわかれば、次にできる対処法も見えてきます。
この記事では、ファクタリングの審査に通らない主な理由と、その対処法を整理しました。
なぜ審査に落ちるのか?主な理由
ファクタリングの審査で重視されるのは、実は申込者自身よりも「売掛先」の信用力です。
ファクタリング会社は、買い取った売掛金を最終的に売掛先から回収する必要があるため、売掛先の経営状況を厳しく審査します。
審査に落ちる主な理由として、次のようなものが挙げられます。
売掛先の経営状況が良くない
赤字経営や債務超過など、支払い能力に不安がある場合です。
債権譲渡禁止特約が付いている
契約書に「この売掛金は第三者に譲渡できない」という特約がある場合、ファクタリング会社は買い取りを避ける傾向があります。
取引実績が少ない、または初めての取引
継続的に請求・入金が行われてきた実績がないと、回収の見込みを判断しにくくなります。
支払期日が長すぎる
目安として2ヶ月を超えるような支払期日の債権は、対象外とされるケースがあります。
提出書類に不備がある、記載内容が不正確
請求書や契約書の内容と実態にズレがあると、審査に進めなかったり、追加書類を求められたりします。
売掛先が個人事業主の場合
売掛先が法人ではなく個人事業主だと、経営状況を判断できる公開情報が少なく、信用判断が難しくなりがちです。
申込者自身の税金滞納や負債が多い場合
ファクタリングは売掛先の信用力が中心とはいえ、申込者側の状況もまったく無関係というわけではありません。
ただし、審査に落ちた理由がはっきりとわかることはまずありません。あくまで可能性として考えられるものばかりです。
申し込む際は、書類など申し込む側の不備がないよう、注意して申し込みしましょう!
個人事業主だから、というだけで不利になるとは限らない
ここで誤解しやすいのが、「自分が個人事業主だから審査に通りにくい」という思い込みです。
実際には、ファクタリング審査でもっとも重視されるのは申込者自身の信用力ではなく、売掛先の信用力です。
つまり、申込者が個人事業主であっても、売掛先が経営状況の良い法人であれば、審査に通る可能性は十分にあります。逆に言えば、審査落ちの原因を「個人事業主だから」の一言で片付けてしまうと、本当の原因(売掛先の状況や書類の不備など)を見落としてしまうこともあります。
なお、審査の場面では「個人事業主として事業を行っている」ことを示す書類(開業届や確定申告書など)の提出を求められることもあります。
「個人事業主」という区分そのものについては、「フリーランスと個人事業主の違いとは?わかりやすく解説」で整理していますので、あわせてご覧ください。
審査に通らなかったときの対処法
審査に落ちてしまった場合、次のような点を見直すことで、状況が変わることがあります。
書類を揃え直す
請求書、基本契約書、通帳のコピー(直近2〜3ヶ月分)など、取引の実態を証明できる書類を、正確かつ具体的な内容で揃え直しましょう。「業務内容」「金額」「支払期日」が明確に記載されているかどうかは、特に重要なポイントです。
信用力の高い売掛先の債権を優先する
複数の売掛金がある場合は、株式会社・有限会社などの法人や公的機関、継続的に取引のある企業など、信用力が高いと判断されやすい売掛先の債権から申し込んでみるのも一つの方法です。
支払期日が短い債権を選ぶ
支払期日までの期間が短い(目安として2ヶ月以内)債権の方が、審査に通りやすい傾向があります。
複数の請求書がある場合は、支払期日が近いものから検討してみましょう。
個人事業主の利用に対応しているサービスを選ぶ
ファクタリング会社によって、個人事業主の利用に対応しているかどうか、また審査基準そのものが異なります。
「フリーランス向けファクタリング5社比較」や「個人事業主ファクタリングおすすめ6社」では、個人事業主の利用実績があるサービスを比較していますので、申込先を見直す際の参考にしてみてください。
複数社に申し込んでみる(同時にではなく、1社ずつ)
1社の審査に落ちたからといって、他のすべての会社で同じ結果になるとは限りません。
会社ごとに審査基準や得意とする案件が異なるため、複数社に相談してみる価値はあります。
ただし、同じ売掛金を複数の会社に同時に申し込むのは避けましょう。
審査に通ればすぐに入金されるケースがほとんどなので、1社に申し込んで結果を待ち、ダメだった場合に次の会社を試す、という順番で進める方が安心です。
3者間ファクタリングも検討する
売掛先の同意が必要になりますが、3者間ファクタリングは売掛先も契約に参加する分、ファクタリング会社にとって回収の確実性が高いと判断されやすく、2者間よりも審査に通りやすい傾向があります。取引先との関係次第にはなりますが、選択肢の一つとして知っておくとよいと思います。
1社の審査結果だけで「もうダメだ」と決めつけず、書類の見直しや申込先の変更で状況が変わることも多いようです。
特定のサービス名で検索している方へ
「ペイトナー 審査通らない」「みんなのファクタリング 審査通らない」のように、サービス名を含めて検索する方もいるようです。
これから申し込む前に厳しさを知っておきたい、という方もいれば、すでにその会社の審査に落ちてしまって、次にどうすればいいか調べている方もいると思います。
すでに落ちてしまった場合は、まず上で挙げた「審査に落ちる主な理由」に心当たりがないか確認してみてください。
そのうえで、ファクタリング会社ごとに審査基準や得意とする案件の種類は異なるため、1社に落ちたからといって、他のすべての会社で同じ結果になるとは限りません。
「この会社の審査は厳しい・甘い」と一概に言えるものではなく、同じ会社であっても、売掛先の状況や提出書類の内容によって結果は変わってきます。
私自身が実際に利用したペイトナーについては、こちらの記事で、審査にかかった時間や必要だった書類など、利用したときの実体験を詳しく書いています。
申し込みを検討している方は、参考にしてみてください。
-
-
ペイトナーの審査落ちの理由と対処法|実際に落ちた体験談
2026/11/3
ペイトナーの審査に実際に2回落ちた体験談です。審査に落ちる主な原因と、落ちたときの対処法、ブラックリストの疑問をまとめました。
審査に落ちて、今月の支払いが本当に厳しいとき

「入金を待っている場合ではない、今月中に払わないといけないものがある」というのが、正直いちばん切実な悩みだと思います。
ここでは、その場をしのぐための現実的な対応を整理しておきます。
支払いの優先順位をつける
すべての支払いを同時に何とかしようとせず、滞納した場合の影響が大きいものから優先しましょう。
- 最優先:税金・社会保険料・家賃(滞納すると延滞税や差し押さえ、契約解除など、後々の影響が大きいものです)
- 次に優先:継続的に取引している外注先・仕入先への支払い(今後の信頼関係に関わります)
- 交渉の余地があるもの:クレジットカードの支払い、金融機関からの借入返済など(連絡すれば、支払日の変更や分割払いに応じてもらえるケースがあります)
支払えなかった場合、実際にどんな連絡が来るのか
何も知らないまま「督促が来たらどうしよう」と不安になるより、あらかじめどんな連絡が来る可能性があるかを知っておくと、少し心の準備ができると思います。
支払い先によって、連絡の形はある程度決まっています。
取引先への支払い
期日に支払われないと、まず電話やメールで支払いの催促の連絡が来ます。
事情を説明すれば、支払い時期について相談に応じてもらえることも多いです。
クレジットカード
口座残高が足りず引き落としができなかった場合、カード会社から「再度引き落としをします」という通知が届き、多くの場合は翌月に再振替されます。
それでも支払えないと、電話連絡や郵便での督促状が届き、状況が続くとカードの利用が停止されます。
国民健康保険・国民年金などの保険関係
口座振替で引き落としができなかった場合、多くは翌月の納期限に再振替が行われます。
実務上は、翌月分とまとめて2ヶ月分が一度に引き落とされる形になるケースが多いようです。
金融機関からの借入
返済が滞ると、電話連絡や郵便での督促状が届きます。
連絡を無視し続けると、その後の対応がより厳しくなることがあります。
いずれの場合も共通して言えるのは、「連絡が来る=すぐに大きな問題になる」わけではなく、状況を説明して相談することで、対応してもらえる可能性があるということです。
何も言わずに滞納を続けることの方が、後々の影響は大きくなります。
滞納する前に、自分から連絡する
払えないとわかった時点で、黙っているのがいちばん良くない対応です。支払い先(家主、取引先、カード会社など)に、早めに事情を伝えて相談しましょう。滞納してから連絡するのと、期日前に自分から連絡するのとでは、相手の印象もその後の対応もかなり変わってきます。
家族や知人に、一時的に頼れないか相談する
資金的に頼れる相手がいる場合は、正直なところ、これが一番早い解決策になることもあります。
もう、どうしても、緊急で必要になったことがあり、誰にも頼める人もいなくで、本当に、苦しさいっぱいでしたが、正直に話して、友人にお願いしたことがあります。その時は、いつまでに返せる金額であることを伝えて、助けてもらいました。本当に助かりました。ありがとう。
次の月から、余裕を持てるようにしておく
今回何とか乗り切れたら、同じ状況を繰り返さないために、請求書を発行するタイミングを見直しておくのもおすすめです。
月末ギリギリに請求書を出すと、ファクタリングの審査や入金が間に合わない可能性が高くなります。できるだけ早めに請求書を発行しておくと、いざというときの選択肢が増えます。
-
-
ラボルカード払いの手数料・審査・口コミ|アメックスやデビットは?
ラボルのカード払い(請求書カード払い)は、手数料3〜3.5%で支払いを最大60日先延ばしできるサービス。使えるカード、審査、口コミを整理しました。
それでもどこにも通らない場合は
書類を見直し、売掛先や申込先を変えても審査が通らない場合、ファクタリング以外の方法も検討する必要があります。
日本政策金融公庫の融資
民間の銀行に比べて、個人事業主や創業間もない事業者への融資に力を入れている公的機関です。
ファクタリングとは審査の観点がまったく異なるため、相談してみる価値があります。
自治体の制度融資
地域によっては、信用保証協会の保証がついた低金利の融資制度を用意している自治体もあります。
事業所のある自治体の窓口や商工会議所に相談してみましょう。
取引先との支払い条件の交渉
入金日を早めてもらえないか、あるいは分割での支払いに応じてもらえないか、取引先に直接相談してみるのも一つの方法です。
家族や知人への相談
資金的に頼れる相手がいる場合は、選択肢として検討してもよいと思います。
強く注意しておきたいこと
「どこの審査にも通らない」という状況につけ込み、"ファクタリング"という名目で、実質的には違法な貸付を行う悪質な業者も存在します。
金融庁も、次のようなケースについて注意を呼びかけています。
- 買取代金が、本来の債権額に比べて著しく低い
- 売掛先が支払わなかった場合に、利用者自身が代わりに支払う義務を負う契約になっている(=実質的に「貸付」と同じ)
- 個人の給与債権を買い取る「給与ファクタリング」(貸金業に該当するとされています)
このような業者は、年率換算すると法外な手数料を要求してきたり、悪質な取り立てを行ったりするケースが報告されています。
「審査なしで即日現金化」「誰でも必ず買い取ります」といった謳い文句には、特に注意してください。
資金繰りに困っているときほど、冷静な判断が難しくなります。少しでも違和感のある業者は避け、公的機関や、実績のある会社への相談を優先してほしいと思います。
まとめ
ファクタリングの審査で重視されるのは、申込者自身よりも売掛先の信用力です。
審査に落ちてしまった場合は、「個人事業主だから」とあきらめる前に、書類の内容や申込先、選んだ売掛金そのものを見直してみると、状況が変わることがあります。
サービスごとの特徴をより詳しく知りたい場合は、「フリーランス向けファクタリング5社比較」もあわせてご覧ください。
このブログ「フリメモ」では、フリーランスの資金繰りに関する情報を、実体験を交えながら発信しています。同じ状況にいる方の、次の一歩の参考になればうれしいです。
LINE登録で借金の悩みを解決するヒントがもらえる!
とにかく、お金の悩みを誰かに相談したい!

