正直、これまでの記事よりも少し踏み込んだ内容になります。
それでも、「なぜ独立したのか」「最初はどうやって食べていたのか」と気になる方もいるかもしれないと思い、今回書いてみることにしました。
退職のきっかけ
広告代理店で働いていた頃、仕事中に追突事故に遭いました。幸い、大きな怪我はありませんでした。
ところが、事故の翌週の月曜日、いつも通りスーツを着て仕事に行こうとしたら、突然涙が止まらなくなり、動けなくなってしまったんです。自分でも予想していなかった、突然の出来事でした。
そのまま仕事に行けなくなり、退職することになりました。
病院には行かなかったので診断を受けたわけではありませんが、今振り返ると、あの時はうつ状態だったのではないかなと思います。
失業手当をもらいながら、職業訓練を受ける
仕事に行けない状態が続く一方で、このままでは生活が苦しくなることも見えていました。
会社と相談した結果、早めに失業手当を受け取れる形で退職することになり、その後は失業手当を受けながら職業訓練を受けることにしました。
正直、まだ仕事に行けるような状態ではありませんでしたが、「朝起きて、身支度をして、出かける」ということ自体をリハビリのように捉えて、職業訓練に通いました。
そこで、illustrator、Photoshop、ホームページ制作を1から学ぶことができたのは、今の仕事の土台になっています。
独立を決めた理由
職業訓練を受けた後は、就職するのが一般的な流れです。
私も一度は考えました。
ただ、また同じように仕事に行けなくなって、雇ってくれた会社に迷惑をかけてしまうかもしれない、という不安がどうしても拭えませんでした。
そこで、就職活動はせず、独立することを決めました。
独立直後、仕事もお金もない時期
独立したばかりの頃は、当然ながら仕事はありません。シングルマザーだったこともあり、正直、綱渡りのような生活でした。
その頃やっていたのは、フリマアプリで、子どものサイズアウトした洋服や、いただきものだけど使っていなかった不用品を出品することです。大きな金額にはなりませんが、当面の足しにはなっていました。
一気に売上が増えることはなく、本当にコツコツでした。
仕事は、口コミで紹介してもらったり、代理店時代にお世話になった方から声をかけていただいたりして、少しずつ件数が増えていきました。
デザインの仕事がまだ少なかった頃は、ホームページの作り方を教える講座も開いていました。
サーバーの契約の仕方から、実際の制作、公開まで一通りお手伝いするというものですね。
この講座がきっかけで、受講してくださった方から、別の案件のお客様になっていただいたこともあります。
今振り返ると、これも大事な収入源であり、人とのつながりを作ってくれた大事な時期だったなと思います。
それでも収入は不安定だったので、単発のアルバイトや、週末アルバイトもするようにしました。
【週末アルバイトについては、「週末アルバイトと両立しながらフリーランスを続ける理由」へ】
それでも、それでも、どうしても足りない時は、家族や知人など、頼れる人に頼って助けてもらったこともあります。
一人で全部抱え込まなくて良かったんだと、今なら思えます。
今につながっていること
この頃の経験があったからこそ、今の私は「収入を一本に絞らないこと」にこだわっています。
【資金繰りの苦労については、「フリーランスで急にお金が必要になった時、どうする?」や、「来月の生活費が足りない時、フリーランスの私が実際にやったこと」にも書いています】
あの頃に比べれば、今は仕事も安定してきましたし、資金繰りの選択肢も増えました。
それでも、「ゼロから仕事もお金もない状態で始めた」という経験は、今の私の働き方の土台になっていると感じています。
まとめ
独立のきっかけは、人それぞれだと思います。私の場合は、決して前向きなものではなく、仕事に行けなくなったことがきっかけでした。
それでも、そこから何とか仕事を作り、続けてこられたのは、フリマアプリでの小さな工夫や、講座を通じたつながり、単発の仕事、そして頼れる人に頼ったことの積み重ねだったと思います。
このブログ「フリメモ」では、フリーランスの資金繰りに関する情報を、実体験を交えながら発信しています。同じ状況にいる方の、次の一歩の参考になればうれしいです。